Synopsis
「えっ、おれ……?」
おれは思わず声を漏らした。いったい、これはどういうことなんだ……。
バイトの夜勤明けで、頭がぼんやりしたまま駅前を歩いていた。スーパーに寄って、適当に弁当でも買って帰るか――そう思ったそのときだった。視界の端に、どこかで見たことのある顔が引っかかった。
おれは足を止め、顔を上げた。陽射しを手のひらで遮りながら目を凝らした。ビルの中腹に設置された巨大な看板。そこに写っていたのは――おれの顔だったのだ。
Serialization Info
Web Novel