Synopsis
冬の神田川。
同棲三年目の部屋で、「寒いね」と言っただけの言葉が、なぜか空気を冷やしてしまった。
彼は悪い人じゃない。
むしろ理解のある彼氏だ。
それでも私は、どこか寒かった。
川沿いを歩いていると、古い歌が流れてくる。
吸い寄せられるように入った小さなスナックで、私は三毛猫のママに出会う。
猫の名前はクロード。
ハイボールを飲みながら話すうちに、クロードは静かに言った。
「応援係になると、寒くなる」
寒い夜に、自分の人生の主語を取り戻す物語。
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