Synopsis

この町じゃあ、月を見るんじゃない。月を読むんだ。 霧に覆われた月読峠。巨大蛇の化石発見に沸くこの町で、辻文神社の蔵から絹地の古地図が見つかった。 余白に記された七首の和歌には天文の暗号が隠され、示された七つの場所は砂原湖を囲む北斗七星を描いている。 他人の心を読みすぎる少年と、東京から逃げてきた少女。 二人が辿る和歌の道の果てに待つのは、四百年前にこの湖で身を沈めた巫女の——名前のない祈り。 見えずとも、月はたしかに空にあり。読むこと叶わぬ夜もまた佳し。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/09/2026
  • Current蛇よ、どうか今宵は月に溺れぬように 〜澪標は月を詠む〜