Synopsis

交際5年。やっと彼から、指輪をもらった。 仕事帰りに、一緒に居酒屋で食事をして、お互いの親に挨拶に行く日取りを話しあった。 その帰り道。ほろ酔いで、手を繋いで歩いた。左手の指輪の重みが嬉しかった。 少し緩い指輪が、歩道に「カツン」と硬い音を立てて落ちた。 私は慌ててしゃがんで、暗がりの中、指輪をさがした。『無い……。』 その一瞬の間に、私の背中側に風圧と生々しい妙な音が降って来た。振り返って、その先……。 大型トラックのライトの下、血の海の中に、彼の着ていたコートと同じボタンを見た。 私の隣に居た彼の姿は消えていた。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/08/2026
  • Current愛した人が、幽霊になって逢いにきた