Synopsis
リナシェルは神童の兄達と比べられ「失敗作」と呼ばれてきた。
そんなリナシェルが婚約破棄の末に嫁がされたのは、少女趣味で有名な伯爵家だった。
閉じ込められ、逃げれば鞭。
絶望しかない毎日でも、彼女が幼い頃からずっと続けていたこと──それは月への祈り。
「どうか、私に幸せを少しだけ」
そう願った次の日、リナシェルのベッドには魔法使いを名乗る不審者が。その男はリナシェルに、何でもひとつ願いを叶えると言う。だが彼女が最初に願おうとしたことは、自身の死であった。
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