Synopsis
王立学園の舞踏会で、王子が相手を選ぶ。
――ただし王子だけが、ある制度を知らない。
それだけなら、どこにでもある恋の物語だったはずだった。
可憐な少女。
隙のない令嬢。
そして、目立たないはずの一人。
それぞれが“それらしい場所”に立つ中で、王子は何も知らないまま一つの選択をする。
その瞬間、周囲は息を呑み、少し遅れて“仕組み”が追いついてくる。
恋は自然に始まる。
けれど、それを見守る側が自然とは限らない。
選ばれたその後まで含めて描く、恋と役割と、少しだけ制度のある世界の物語。
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