Synopsis

「ああ、愛しいエリー。こんな形でキミと再会するなんて」  処刑人の一族に生まれたキャロルは、処刑や拷問を生業として罪人と向き合う毎日を送っていた。そんな中、彼の元に送られてきたひとりの罪人。それは、初恋の相手のエリーだった。  可憐な愛らしさから公爵家に見初められ、二度と手の届かない存在となってしまったエリー。  もし次に会えたら、キミに好きだと伝えるつもりだったのに…… 「キミは昔から、本当に仕方のない子だね?」  キャロルより身分の高い貴族からの勅命。逆らうことになれば一族郎党皆殺し。そんな時代だった。  罪を背負った罪人は、全て等しく処刑せねばならない。  それがキャロルの一族の使命であり、誇りでもあった。  最も安らかな、苦痛を伴わない処刑。それが、断頭台だ。  キャロルはせめてエリーが苦しまないようにと、彼女の最期の言葉を胸に刃を下ろす。  失意の中、外の空気を吸おうと地下室をでると、そこにはうずくまるようにして寒さを凌ぐ少女の姿があった。 「ひとりの命を奪った分、ひとりの命を救おう」  キャロルは身元不明の少女を保護し、処刑人と医師としてのふたつの稼業の手伝いをさせながら、少女と共に多くの命と向き合う。  これは、そんな処刑人の青年と少女が送る、命と罪とぬくもりの物語である。  少女の正体を知ったとき。キャロルは果たして、どのような決断を下すのか―― ※諸事情により掲載を一旦取り下げていた完結済作品を一日三話ペースで再配信しています。  是非お楽しみいただければ幸いです。

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Kakuyomu
Kakuyomu11/30/2019
  • Current断頭台の守り人