Synopsis

早朝の峠。 ひとりで走っているはずだった。 後ろから近づく小さなエンジン音。 煽られているわけではない。 抜きたいのかどうかも分からない。 ただ、気配が消えなかった。 進入はいつも通り。 余裕もあった。 ほんのわずかに、早かった。 浅い傷。 問題なく走るバイク。 それでも次のコーナーで、アクセルが遅れる。 これは転倒の話ではない。 自分の中に残った、わずかな“遅れ”の話。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/03/2026
  • Currentほんのわずかに、早かった