Synopsis

この世界では、魔力を持たない者は魔獣に傷一つ与えられない。 どれほど鍛え上げた肉体を持とうとも――魔力ゼロは無力だった。 冒険者の一族に生まれながら、魔力を持たなかった少年は家を追放される。 それでも彼は、冒険者になることを諦めていなかった。 そんなある夜。 忘れ物を取りに戻った学校が、突如としてダンジョンへと変貌していた。 無人のはずの校舎で、取り残されていたのは――普段から彼に優しく接してくれるクラスメイトの少女。 逃げるべきだと分かっていても、少年は走り出す。 魔力を持たない自分では、魔獣に攻撃は通らない。 それでも、異常な身体能力を武器に少女を守ろうとした。 追い詰められ、逃げ込んだ教室で見つけたのは――この場所にあるはずのない一本の刀。 刀を抜いた瞬間、わずかだが魔力が流れ込む。 斬撃が、初めて魔獣を裂いた。 そして―― 『魔力を持たぬあなたに、少しだけ力を貸しましょう』 刀は語りかけてきた。 それは、自らを“妖刀”と名乗る存在。 魔獣を倒し、吸収することで力を取り戻すという。 そして完全に復活するまで、自分を使ってほしいと交渉してくる。 目的はただ一つ。 どうしても倒さねばならない存在がある、と。 これは―― 魔力を持たぬ少年と、意思を宿した妖刀が出会ったことで始まる物語。 世界の運命すら巻き込む、契約の物語である。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou02/28/2026
  • Current妖刀使いの異戒道~魔力がないと追放されたが、妖刀(美少女)を拾い死ぬほど鍛えられる。