Synopsis
「カイン、お前は魔力ゼロの無能だ。この家から出ていけ!」
貴族の長男として生まれながら、10歳の魔力測定で「ゼロ」と判定されてしまった少年・カイン。
実家の男爵家から見捨てられ、村を追放された彼は、都会のどぶさらいの中で、泥にまみれた一本の『ボロ剣』を拾う。
――実はそれは、神話の時代に打たれた意思を持つ伝説の神剣【イリス】だった。
剣に触れた瞬間、カインの中に眠っていた神すら凌駕する『無限の魔力量(※オーバーフローにより測定器でゼロになっていただけ)』が解放される。
しかし、カイン本人は「俺は魔力ゼロだから、この剣の切れ味がとんでもなく凄いだけなんだ!」という、圧倒的な勘違いをしたまま冒険者としての道を歩み始める。
――軽く「素振り」をしただけで、山脈が真っ二つに割れ、オーガの大群が消滅。
――森で出会った伝説の『災厄のフェンリル』を「でっかいハスキー犬(シロ)」としてモフモフのペットにしてしまう。
――お忍び中だった王国の第三王女を(無自覚に)救い、超絶デレの婚約フラグを立ててしまう。
――強引に入学させられたエリート魔法学園では、絶対防壁を無傷でやり過ごし「生ける神」として崇拝されることに。
一方、カインを「無能」と見下して追放した実家の領地は、彼という『絶対的な守護結界(※無意識に漏れ出ていた魔力)』を失ったことで、魔物の大群に飲み込まれ、手遅れの没落(ざまぁ)の道を辿っていた……。
「よしシロ、このホコリっぽい空飛ぶお城(魔王城)、ちょっと素振りで大掃除して、夕飯のハンバーグ食べに帰ろうぜ!」
これは、無能力者だと信じて疑わない底抜けに前向きな少年の「ただの素振り」が、絶対悪の魔王すらワンパンで粉砕してしまう、最強・痛快・勘違いファンタジー!
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