Synopsis
ある朝、強烈な光を感じて目覚めた女は、すべてを焼き尽くすような純白の怒りに支配されていた。
痛みも食欲も睡眠欲もなくした彼女は、その日を境に憤怒に突き動かされるまま、破壊の限りを尽くして日本列島をさまよい続けた。
いつしか人々は彼女を人間ではなく、台風や地震と同じ災害【怒怒怒】と呼び、恐れ、天気のように報じるようになった。
だが、永遠に続くかと思われた狂気は、唐突に終わりを告げる。
嵐が去るように怒りを失くし、災害からただの人に戻った女が最後に下した決断とは――。
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