Synopsis
「私たちは、ふたりでひとり。それでいいと思っていた。」
姉の桜は純文学を、妹の皐月はミステリーを。同じ顔をしていても、心の中に広がる物語は少しずつちがう。でも、世界は私たちを「双子」としか呼んでくれない。
そんな二人の前に現れたのは、ボロをまとった自称・名探偵。彼は、二人が大切にしていた栞の挟み方や、視線の動かし方から、隠されていた「本当の私」を見つけ出してくれた。
閉ざされた二人の世界が、今、ページをめくるように開き始める――。
切なくて、あたたかい。自分を探すための放課後事件簿。
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