Synopsis
市の端にある、用途のはっきりしない複合施設。
夜勤の施設警備員である主人公は、
チェックリストに従い、異常がないことを確認する日々を送っていた。
施設内には、
「三階の奥の部屋だけは開かない」という噂がある。
だがそれは、正式な記録にも、チェック項目にも存在しない。
ある夜、主人公はその扉を――
自分だけが開けられることに気づく。
異常は、どこにも記録されない。
それでも、違和感だけが積み重なっていく。
これは、
異常が存在しないはずの場所で起きた、
ごく小さな異常の記録である。
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