Synopsis
※ざまぁあり/溺愛ハッピーエンド
「リーゼル嬢、君との婚約は破棄する。オルテンシアの衣装を盗んだ女など、妻にはできない」
突然の断罪。身に覚えのない罪。
けれど私は叫ばなかった。弁明しても、彼はオルテンシアしか見ていないのだから。
だから私は静かに去ることを選んだ。
――母から受け継いだこの図案帳を抱えて。
「その刺繍、俺は五年前から知っている」
背後から声をかけてきたのは、社交嫌いで有名なヴェルナー公爵。
彼の瞳が、私の手元の図案帳に向けられていた。
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