Synopsis

禁書として転生した“俺”は、本文(運命)を書き換えられない。できるのは、余白に一文だけ――「補足」を置くこと。世界はその補足を矛盾なく成立させるが、そのたびに俺は記憶を失っていく。 禁書を拾った少女ミラは、文字が読めることを隠して生きてきた。追われる彼女を助けるため、俺は初めて余白を開く。救えば救うほど、俺は薄くなる。触れれば筆者となり代償を背負うため、ミラは「書かない」と誓うが、運命は待ってくれない。 なぜ禁書は生まれ、誰が禁書を狩るのか。失っていく記憶の先に、俺が「自殺した」と確信している理由がある。本文の外側でしか戦えない二人は、補足で世界を救えるのか――それとも、救った分だけ自分たちが消えていくのか。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou02/15/2026
  • Current『余白の書は運命を補足する』