Synopsis

深夜。  工事管理者から渡される1枚の列車ダイヤ。  見張員は工事管理者と時計を突き合わせ、秒合わせを行う。  線路閉鎖、保守間合い確保、反対線の通過監視。  作業は開始される。  列車接近。作業中断。  退避確認。列車通過。  作業再開。  同じことの繰り返し。  だがその繰り返しがなければ、列車は走らない。  やがて線路閉鎖は解除される。  始発列車が接近する。  ふたりは線路内を見ない。  既に安全は確保されている。  列車は所定で通過する。 「定時」という結果の前に、  いくつの確認と手続きが積み重ねられているのか。  そしてその工程を、私たちはどれだけ見ているのか。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu02/15/2026
  • Current「鉄路断章」第6話「番人はひとりではない」――“定時”は偶然ではない