Synopsis
ああ・・・これは、運命の出会いだ。
舞い上がる白い花弁。
風にふわりとたなびく栗色の美しい髪。
振り返った彼女の、チョコレートのような甘くつややかな色の瞳。
目が合った途端に、|私《わたくし》の隣においでになった|ミヒャエル殿下《婚約者》と彼女、エリカ様は、まるで時が止まったかのように動きを止めたのである。
困ったようなミヒャエルを見て、エリザベスは思った。
殿下は・・・、恋をなさったのね。
そう。
殿下にとって私はケトリーナ。
エリカ様はキャティシーナなのです。
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