Synopsis

19世紀、捕鯨船リグ・オブ・ベス号。 船長は今夜も、海に向かって死んだ男の名を呼んでいる。 若い船員イーライは、兄のロープの断片を胸に抱えて乗船した。 兄はこの船で死んだ。 クジラが現れた。ロープが張った。誰も切らなかった。 切れないのは、クジラが強いからではない。 手を離せない人間のほうが、よほど深く縛られているからだ。 これは捕鯨の物語ではない。 終わらない戦いを選び続ける人間の物語だ。 ※ウェラーマンの歌から着想を得ています。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu02/14/2026
  • Current【祝PV200達成!】【文芸】ロープは切れない