Synopsis
中学生の頃に書いていた日記。
誰にも見せたくなくて、
確かにゴミとして捨てたはずだった。
それが、
引っ越しの荷物の中から見つかる。
懐かしい文章。
覚えのある筆跡。
けれど途中から、
“書いた記憶のない記録”が始まっていた。
そこに綴られていたのは、
忘れたかった自分と、
いつの間にか入れ替わっていた日常。
――なくなったと思っている間は、外にいられる。
日記は、過去を残すためのものではない。
自分を閉じ込めるためのものだった。
静かに自己が反転する、
記録侵食ホラー短編。
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