Synopsis
白河結月(しらかわ ゆづき)は、誰もが憧れる学園の「聖女」だ。
全国模試一位の頭脳、透き通るような美貌、そして誰にでも分け隔てなく接する慈愛の心。
彼女は完璧だ。……俺、九条蓮(くじょう れん)の前以外では。
「死ね、死ね、みんな死んでしまえばいい……ッ!」
「あぁ、そうだな。あいつらは価値のないゴミだ」
放課後の密室。鍵をかけた旧校舎の一室で、彼女は豹変する。
口汚く周囲を罵り、泣き叫び、そして震える指で制服のボタンを外し、俺に懇願するのだ。
「お願い、九条……私を汚して。私が最低な女だって、あんたの体でわからせて……ッ!」
これは「いじめ」ではない。ましてや「純愛」などではない。
聖女が聖女であり続けるために必要な、精神の排泄行為だ。
俺は彼女のドロドロとした本音と、行き場のない性欲をすべて受け止める「サンドバッグ」。
――けれど、彼女は気づいていない。
彼女が俺をゴミ箱として利用しているつもりで、その実、俺なしでは呼吸ひとつできない身体に「飼育」されていることに。
もっと堕ちろ。もっと縋れ。
その高潔な魂が汚れるほど、俺の独占欲は満たされるのだから。
歪な共依存。湿度の高い密室。
これは、完璧な聖女が「ただのメス」に堕ちていくまでの記録。
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