Synopsis
戦場で英雄になるつもりはない。
そもそも俺は、生きて帰りたいだけだった。
補給担当として後方にいた俺は、
「最悪の場合に備える」ために、
撤退路や夜間用の灯りを用意していただけ。
それなのに――
なぜかその慎重さが評価され、
いつの間にか国家の作戦が俺の沈黙を前提に回り始める。
俺は判断しない。
分からないことは、分からないと言う。
それでも世界は、俺の“逃げ”を都合よく解釈し、
戦争は壊れなくなっていく。
これは、
戦わないことを選び続けた男が、
逃げ道そのものにされてしまう物語。
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