Synopsis

「婚約者?それはないよ。僕は――『運命の妖精』を探しているんだ」

五歳の夏。薔薇のアーチの奥で迷い、泣いていた私フェリシアを
「妖精」と呼び、手を差し伸べてくれた優しい男の子。
それが、二歳年上のアルバン侯爵令息ステファン様だった。

あの日から十年間。
私は初恋の彼に、十九回も告白を重ね――そのすべてが、笑顔でかわされた。

学園に入学しても、私は「ただの幼馴染」。
二人だけの大切な思い出さえ、彼は「理想の誰か」として語り、
私ではない誰かに重ねていく。

「……私の十年間は、あなたにとって、恋には育たなかったのね」

そう悟った私は、彼を諦める決意をした。

――けれど、その矢先。
「私が、あの日の妖精よ」と名乗る令嬢が現れて……。

どれほど想いを告げても、恋の相手にはなれなかった私。
なのに、私が離れた途端、彼の様子は明らかにおかしくなっていく。

今さら気づいても、遅いですわ。
これは、“運命”を探し続けた彼が、本当の初恋を失ってから始まる物語。


🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!

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Alphapolis
Alphapolis02/06/2026
  • Current初恋の令嬢を探すあなたへ 〜それは私ですが、十九回振られたので、もう名乗りません〜