Synopsis
「全て」を持って産まれた完璧な男、海原理人。
「華」を纏い、歌声で人を魅了する後輩、綾瀬樹一。
サークルの飲み会。蒸し暑い夜の熱気。
無自覚に男たちを惹きつける綾瀬に、海原の抑え込んできた独占欲が牙を剥く。
「俺、男に抱かれて悦ぶ趣味なんて無かったよな?」
理性のタガが外れた瞬間、二人の均衡は崩れ、神経はドロドロに溶け合い、混ざり合う。
だが、その絶頂の先に待っていたのは、あまりにも切実で、歪んだ「愛の形」だった。
女の影、裏切り、そして親友・高畑の前で曝け出される血を吐くような本音。
「お前を抱き殺してしまうのが、怖かった」
これは、互いを想いすぎるあまりに自らを傷つけ合う、二人の男の「赦し」と「共存」の記録。
熱帯夜が明けるとき、彼らが選んだのは、理解されずとも手を取り合う「幸せな地獄」だった――。
Serialization Info
Web Novel