Synopsis
若い頃、バンドをやっていた。
音を鳴らす場所があり、隣には仲間がいた。
それぞれの人生が進み、
いつの間にか音楽から離れたまま、時間だけが過ぎていく。
捨てたはずの言葉と再会し、
言葉が音を欲し始めたとき、
主人公は一人では完成しない音があることを知ってしまう。
何かを始めるわけでも、やり直すわけでもない。
ただ、終わったと思っていたものが、
まだ名前を失っていなかったと気づくだけの物語。
青春が終わったあとにしか辿り着けない場所を描いた、
静かな音の小説。
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