Synopsis
売れない芸人だったカミヤマは、相方イゲタの起こした“しょぼい事件”をネタにすることで、毒舌ラッパーとして成功を掴んだ。
「ネタにしていいぞ」――出頭前、イゲタが残したその言葉を、カミヤマは深く考えなかった。
数年後。日本一の芸人を決める大会の決勝の舞台で、カミヤマはごくわずかな異変に気づく。
だがそれは、誰にも共有されず、誰にも問題にされない。
静かに、確実に、何かが終わっていく中で、
カミヤマは初めて、自分が何を引き受けてしまったのかを理解する。
それでも、言葉はもう――。
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