Synopsis
駅には、いろんなものが落ちている。
忘れ物、落とし物、そして――言えなかった言葉。
主人公は、駅でときどき「言えなかった言葉」を拾ってしまう。
それは、誰かが口にできなかった後悔や、胸の奥に残したままの想い。
何もできないと分かっていても、見過ごせない。
そうして拾い続けるうちに、主人公は気づいてしまう。
かつて自分も、ひとつの言葉を奪ったことがあるのだと。
言えなかった言葉の重さと、次に進むための小さな勇気を描いた、
日常と不思議のあいだにある物語。
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