Synopsis
王国騎士団長ラオス・シェルガードのもとに、辺境の村から一通の報告書が届く。
洞窟付近で起きた、原因不明の光と体感異変。
大事には至らず、経過観察で十分――そう書かれた、静かな知らせ。
それでもラオスは、現地へ向かうことを決めた。
厳しい実家での会話。
幼い頃に見た一冊の絵本。
そして、帰る家で待つ妻と、あたたかい食卓。
これは、騎士団長が旅立つ前の夜の物語。
まだ境界は現れない。
けれど確かに、
“世界に触れる前の温度”だけが、そこにある。
Serialization Info
Web Novel