Synopsis
講義の隣の席、
テスト前の学食、
理由のない深夜の通話。
恋になる決定打はなかった。
けれど、何もなかったとは言えない時間が、確かにあった。
本作は、大学生活の中で生まれがちな
「付き合うには至らなかった関係」を正面から描く恋愛小説である。
相手を失ったわけではない。
選ばなかっただけだ。
そしてその選択が、静かに距離をつくっていく。
好きだったのかどうか、最後まで分からない。
それでも、四限が終わるたびに思い出してしまう。
誰にでも一度はある、
名前のつかない恋の記録。
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