Synopsis
山中の泥道に散乱する、無数の靴。
――拾ってはいけない。それは、死者が家までついてこないようにするための「足止め」なのだから。
民俗学者の高水明(たかみずあきら)の元に、後輩から届いた一枚の不気味な写真。 彼女は「もったいないから」と、そこにあったブランド物のパンプスを拾い、自宅へ持ち帰ってしまう。
繋がったままの電話から聞こえてくる、大勢が泥を踏みしめる音。 「めい、めい」と彼女を呼ぶ、この世のものではない合唱。
怪異は、電話線という境界を越えて伝染する。
【民俗ホラー/短編】
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