Synopsis
氷と水の国――氷嘯国。
城下町で水を汲んで暮らす少女アウレアは、ある朝、湖の水がわずかに濁っていることに気づく。
何気なく触れた指先の周囲だけ、水は澄みきっていた。
その様子を見つめていたのは、白銀の髪を持つ氷嘯国第一王子。
彼は、理由も告げぬままアウレアに手を差し出す。
水が澄む理由も、選ばれた意味も、まだ語られない。
ただ、静かな湖面のきらめきと、繋がれた手の温もりだけが確かだった。
――これは、清らかな水が導いた、ひとりの少女と王子の物語。
※短編・異世界恋愛
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