Synopsis

――そのアパートには、ルールがある。 「何も聞こえないふりをすること」 老婆ウメは警告する。天井から響く、不可解な音。 その名は口にするな。ヤツは『天井霊守(たまもり)』 チャリン―― 「おぬし、水難の相が出ておるぞ」 怪僧が錫杖を鳴らす。 「拙僧が除霊して進ぜよう。除霊料は出血大サービスで」 詐欺まがいの料金請求に僕はキレる。 「(霊を)払っても無いのに(金を)払えるか!」 ――ギャグはやがて「殺意」へと変貌する。 「アルミ缶の上にあるミカン」 それは、僕がかつて追い詰めた狂気のエンジニア・佐藤狂志からの殺害予告。 「君たちの人生は最適化されない。不必要なノイズは消去してあげるよ」 暴走する狂気。噴き上がる洗浄液。 そして、光とともに舞い降りる巨大な翼。 だが、物語はそこで終わらない。 35年後。跡地に立つ僕が見たものは・・・ -------------------------------------------- おやじギャグ×サスペンスホラー 笑って震える、新感覚の怪異譚。 -------------------------------------------- Contents【全12話完結】 第1話 屋根裏の散歩者なんて知らないし 第2話 水難の相なんて知らないし 第3話 彼女まで見えるなんて知らないし 第4話 怪しい僧の能力なんて知らないし 第5話 真っ暗枕投げ、なんて知らないし 第6話 不届き者は追い出されるなんて聞いてないし 第7話 もうやめた会社のことなんて知らないし 第8話 アルミ缶の上にあるミカンなんて知らないし 第9話 やめた会社のヤツなんて知らない、もとい、忘れたし 第10話 母の愛かどうか、知らないし 第11話 天井霊守なんて知らないし 第12話 エピローグ

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu01/14/2026
  • Current天井霊守の怪