Synopsis
全体あらすじ
三十七歳、独身、ラノベ好き。
ごく普通(だったはず)の男は、ある日突然――
見知らぬ森の中で目を覚ます。
知らない服。
若返った肉体。
試しに唱えた魔法は、普通に発動。
神様にも女神様にも会っていない。
チート能力を授かった覚えもない。
それでも使える――
あらゆる魔法が。
火・水・風・土の属性魔法に始まり、
身体強化、飛空、空間収納、サーチ、鑑定、クラフト。
しかも訓練すればするほど、制限なく使える。
「……これ、もしかしなくてもチートでは?」
自覚はあるが、危機感は薄い。
なぜなら彼は――
生きるために、練習しているだけなのだから。
森での三ヶ月の魔法修行と狩りを経て、
そこそこ戦えるようになった彼は、
偶然、魔物に襲われる辺境伯令嬢一行を救う。
その出会いをきっかけに人里へ出た主人公は、
冒険者ギルドで新人Fランクとして登録。
……するも、
討伐品の量と質が異常すぎて騒動に。
昇級試験でAランク冒険者を圧倒し、
初日からAランク認定されるという前代未聞の事態に。
だが本人は至ってマイペース。
「え? そんなに凄いですか、これ?」
その後も――
・病は魔法で治らないという常識を破壊
・高位貴族に“内密の恩”を売ってしまう
・魔獣と魔石を売って一日で大金持ち
・街の冒険者たちの価値観を粉砕
・ギルドマスターに内心S級認定される
など、行く先々で常識を壊しながら
本人だけは気楽に異世界生活を満喫していく。
やがて主人公は気付く。
この世界は――
スキルや血筋、身分に縛られ、
「出来ること」を最初から諦めている人間が多い、と。
魔法は万能ではない。
病は治らない。
飛ぶことは不可能。
空間を操るなど夢物語。
――その「当たり前」を、
彼はことごとく覆してしまう。
無自覚チートな一人の冒険者が、
薬師、鍛冶師、冒険者、貴族、王族、ギルド――
あらゆる立場の人々と関わりながら、
笑われ、驚かれ、恐れられ、頼られ、
そして少しずつ――
世界そのものを変えていく。
これは、
異世界に放り込まれた一人のラノベ好きが、
「まあ、生きていくか」
という軽いノリで始めた生活が、
気付けば国や世界の常識を塗り替えてしまう――
ギャグ・爽快無双・異世界成り上がり譚である。
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