Synopsis

亡国との同盟の証として、大国ターナルの若き王――ギルベルトに嫁いだエルフレイデ。
しかし、結婚初夜に彼女を待っていたのは、氷の刃のように冷たい拒絶だった。

「お前を抱くことはない。この国に、お前の居場所はないと思え」

屈辱に震えながらも、エルフレイデは亡き母の教え――
「己の誇り(たましい)を決して売ってはならない」――を胸に刻み、静かに、しかし凛として言い返す。

「承知いたしました。ならば私も誓いましょう。生涯、あなたと褥を共にすることはございません」

愛なき結婚、冷遇される王妃。
それでも彼女は、逃げも嘆きもせず、王妃としての務めを完璧に果たすことで、己の価値を証明しようとする。
――孤独な戦いが、今、始まろうとしていた。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Alphapolis
Alphapolis12/28/2025
  • Current氷の王妃は跪かない ―褥(しとね)を拒んだ私への、それは復讐ですか?―