Synopsis
「エルナ、地味で可愛げのないお前との婚約は破棄する!」
学園の卒業パーティーで、婚約者のカイルが叫んだ。
隣には「真実の愛」だという可憐な男爵令嬢。
周囲が私を哀れむ中、私はほっと息を吐いて懐から『帳簿』を取り出した。
「承知しました。では、これまで貴方に貸し付けた生活費と遊興費、総額金貨300枚を今すぐ返済してください」
「は……?」
「愛がないなら他人です。他人にお金は貸せません」
青ざめるカイル。だが、逃がさない。
証拠なら揃っているし、期限は今この瞬間だ。
そう詰め寄った時、背後から学園のカリスマ、『氷の公爵』リオン様が私の手を取った。
「その借金、俺が肩代わりしよう。——代わりに、この有能な令嬢を俺の妻に貰い受けるが、文句はないな?」
「えっ」
これ、借金の取り立ての話ですよね?
なぜか国一番の冷徹公爵様に溺愛ルートが開通しました。
※地味令嬢が幸せになり、元婚約者が自業自得で破滅するハッピーエンドです。
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