Synopsis
追放されると、追放したパーティが強くなる。
そんなふざけた能力を持っていたのに、
オサム本人は――まったく戦えない一般人だった。
剣も魔法も使えず、魔物と戦えば即死。
それでもこの世界で生き残るため、オサムは考える。
「前に出なければいい。
戦わずに、価値を作ればいい」
本気で不要だと判断され、全会一致で追放されたときだけ発動する《追放補正》。
しかも能力の存在が知られた瞬間、強化は剥奪されてしまうという致命的な制限付き。
英雄にはなれない。
だからオサムは、ギルドと契約した。
強くなったパーティが依頼を成功させれば街は潤う。
その“結果”の一部を、契約報酬として受け取る。
能力は金を生まない。
金を生むのは、追放された側が命を張って稼いだ成果だけ。
さらに制限は重い。
一都市につき契約できるパーティは一つ。
追放が成立すれば、オサムは次の街へ移動しなければならない。
中堅パーティを“次期主力”へ押し上げ、
街の戦力を一段ずつ底上げしていくうちに、
オサムの存在はギルドや領主、そして国の目に留まり始める。
これは、
戦えない一般人が、追放と契約だけで街と世界を強くしていく物語。
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