Synopsis

小学校を卒業して憧れの中学生となる主人公、中島理玖は美術室の中でキラキラと顔を輝かせていた。 絵の具の、少しツンとした匂いが鼻をくすぐる。彫刻刀で削られた木屑が部屋の角に集まっていた。机は今までの先輩の悪戯で傷だらけ。物を作るためだけの空間に、心を弾ませた。 ここで、美術部としていられるんだ。 ……そう思っていたのに。 「陸上部に入りなさい」 その母の一言で、入部届には『陸上競技部』と滲んだ字が丁寧に書かれていた。 絶望、憧憬、畏友、悔恨、陶酔、怖気、喜悦、焦燥、そしてまた絶望。 運動が嫌いで、人見知りする少しだけ真面目な女の子が、青春を陸上に捧げる話。 ※このお話はフィクションです。実在の人物、団体などとの関係は一切ございません。

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Kakuyomu
Kakuyomu12/14/2025
  • Current大嫌いなはずの、