Synopsis
王都のどこからでも見えるのに、誰も辿り着けない塔〈タウル・アル=ヒクマ〉。
その主・サハルは、時の流れを忘れた語り部。
ある日、塔の“外の風”に運ばれて、ひとりの少女が訪れる。名はイルナ。
彼女は「ほんとうの文字を見たい」と願い、
サハルは語りはじめる――言葉の誕生と、祈りの罪の物語を。
魔道文学、有機文学、そして“書けない文学”へ。
言葉はどこへ向かうのか。
書くとは何かを問う、静かな対話と赦しの寓話。
詩と哲学が溶けあう幻想短編。
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