Synopsis
あらすじ
混沌の神 ── 人はそれを悪魔と呼ぶ。
悪魔の加護は絶大だ。
彼らと一旦契約すれば、富も権力も思いのままだ。おまけに彼らは戒律などという堅苦しい事は言わない。
だがしかし、契約者は死後、悪魔の奴隷となる。永遠に。
港街フィエンツァで船乗りをやっていたダリアス・シャイロニアは、伯爵の仕事を請け負った褒美(の、金貨100枚の代わり)として、古文書を手に入れる。
そこに書かれた「神殿」を目指し、伯爵の息子の援助を受けて大型帆船をチャーターし、その船で新大陸へ渡る。そこで彼は、現地の長老や、連れてきた騎士の協力を得て無事に神殿を見つけ出すことに成功する。
神殿にいたのは神ではなく竜の悪魔だったが、彼はその「悪魔」と契約を結び、その加護のおかげで徒手空拳に近い状態からみるみるうちに新大陸で金持ちになった。
新大陸で成功した彼は、現地の総督を務めていた貴族の娘を妻にし、財力と権力、さらには悪魔の加護を駆使して次第に支配領域を広げていった。
やがて彼は、妻の父であった総督を幽閉し、あろうことか「国家樹立」を宣言し、新国家の皇帝に即位してしまう。
もちろん、本国はそんな事を認めない。独立宣言からものの数カ月で討伐艦隊が編成され、新大陸へ向かって出撃した。
本国から派遣されてきた討伐隊を海戦で返り討ちにした彼は得意の絶頂だったが、やがて年を経るごとに悪魔の契約が現実に迫り、恐怖と絶望の日々を送ることになる……
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