Synopsis

最後に世界一横着な栗きんとんのレシピがあります。 十二月三十日、祖母の家に一族が集まり、お節料理を作る。 八歳から始まった私の担当は、栗きんとんの芋の裏ごし。 熱い餅を丸め、焼きそばを作り、やがて下っ端の従弟に仕事を引き継いだ。 そんな一大イベントも、祖母が年を取り、終わった。 もうすぐ百歳になる祖母は物忘れがひどい。私も忘れていく。だから書き留めておく。失われゆく記憶と、ある家族の記録。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu12/09/2025
  • Current十二月三十日