Synopsis
都内で働くOL・橋本美波(28歳)のスマートフォンに、ある日突然、見知らぬアプリがインストールされた。
アプリ名:『Someone's Funeral(他人の葬式)』
削除できないそのアプリは、毎日「誰かの葬式」を通知してくる。
「あなたの代わりに、誰かが死にました。葬式に参列してください。参列しなければ、次はあなたが死にます」
最初は悪質な詐欺だと思った。でも翌日、指定された住所には本当に葬儀場があり、本当に誰かの葬式が行われていた。
故人は、美波の会社の下請け企業で過労死した男性。喪主の妻は泣きながら言う。
「夫は、あなたの会社のために死んだんです」
美波が定時退社できるのは、下請けが過労しているから——。
アプリは次々と「死んだ人」を通知する。
・毎朝買うコンビニ弁当を作っていた工場作業員(過労死)
・格安で買った服を縫製していた途上国の少女(火災で死亡)
・スマートフォンの部品を採掘していた鉱山労働者(落盤事故死)
・宅配便を運んでいた配送ドライバー(過労死)
すべて、美波の生活を支えていた「誰か」。
参列を拒否した同僚は、翌日には自殺していた。逃げることはできない。
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