Synopsis
それは短い文章だった。
誰かに宛てた別れのそれは手紙の形式をしていたが日記に書かれ、長い間、宝物庫で眠っていた。
異世界の言語で書かれていること以外は何ら不思議のないそれは、それを翻訳した魔女によって意図的に本意を秘されていた。
そのことに気づいた発見者である調査員は、後日、魔女のことを訪れる。
意図に気づいた彼に敬意を表した魔女は正しい全訳を語ることにした。
それは、もう無い国で、ひとりの少女が失った、秘密の恋の話だった。
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