Synopsis
戦争が終わった。
灰色の空の下、役目を終えた「兵器」として少女は捨てられた。名もなく、感情もなく、ただ命令されたまま戦い続けてきた“道具”。
彷徨う荒野で力尽きた彼女を拾ったのは、小さな村に暮らすごく普通の家族だった。
柔らかな毛布、薪の香り、食卓の笑い声。
初めて触れた“家の音”は、少女の中で眠っていた何かをゆっくりと呼び覚ましていく。
剣しか知らなかった少女は、家族の愛の中で初めて感情を知る。
──剣を捨てたその朝から、彼女の人生はようやく始まった。
Serialization Info
Web Novel