Synopsis

海辺の家で二十歳になった朝、 私は兄の部屋で十年前に自分が書いた手紙を見つける。 兄は二十歳のとき、ふいに家を出て戻らなかった。 晴れた日にだけ頭の靄が晴れる私のそばで、 兄はいつも静かに本を読み、寄り添ってくれていた。 書きかけのまま残された一行のことば。 止まったままの部屋の気配。 揺れる光の中で、十年前の兄にそっと触れる短編。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu11/17/2025
  • Current時の泊まった部屋