Synopsis
地獄に落とされてしまった。まず思ったのが、人が多いな、ということだった。
確かに現世で死後天国に行けるほど徳の高い奴はそうそういないだろう。だがそれを差し引いても、そこいる人間の数は常軌を逸していた。
最初は矢印の方向に歩けていたのだが、段々と横を歩く人との距離が狭まっていき、やがて完全に両隣の人間と密着する形になった。そうこうするうちに後方からも人がやってきて俺は四方を完全に他人に塞がれ、完全に身動きが取れなくなるまであっという間だった――。
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