Synopsis
目覚めると、私は誰かの躰を動かしていた。
うまく歩けない。
手の感覚が違う。
この躰は、私のものではない。
では、私は誰なのか。
誰かの記憶。
何百年分もの記憶。
無数の死、無数の別れ。
そして――
記憶の持ち主の意志が、途切れかけていることを。
その隙間で、私は目覚めた。
私は何者なのか。
なぜこの躰を動かしているのか。
なぜ、今、意識を持ったのか。
謎を追ううちに、私は知る。
私達は初めから観測者によって全て――――。
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