Synopsis
月明かりの畑道を歩く二人の少女。
葵の背中には、黒いリュックとボストンバッグ。その中には、彼女が殺した人の残骸が入っていた。
理由を問わず、ただ「一緒に行く」と言った杏奈。
夜の静けさの中で、葵は罪を語り、杏奈はそれを見届ける。
暴力に壊された家庭、誰にも救われなかった少女の選択。
そして、共に過ごした最後の夜の中で、二人が見つける“赦し”のかたち。
月に叢雲、花に風——。
美しいものほど壊れやすく、そして儚い。
罪を埋めた夜が明けるとき、残るのは闇ではなく、光の記憶。
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