Synopsis
朝、目覚めてすぐに呪いのメールをくれた相手に電話をした。
『まぁ、お前は健康体になった訳だ。それもこれも殺せるものなら殺して見ろと煽ったお前が悪い』
電話の向こう側では呪ってきた相手が高唱を続けている。
鏡に映る自分はまるで別人の様相で、漆黒を想起させる服装からは、陰鬱な妄想を具現化したような恐ろしさがある。
──死ぬ。このままでは確実に死んでしまう。
禁忌の書物に記された運命からは逃れられない。
時計の針も戻らない。
この日の朝を境に、否応なしに死への階段を登ることとなった。
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