Synopsis
塔に暮らすロナとマキ。
ロナは擦り切れた詩集を開くが、文字はもう線のようにしか見えない。
そこへガラクタを抱えたマキが現れる。歯車や鍵、ガラス片。どれも壊れているのに、彼の手の中では不思議とあたたかかった。
やがて、マキが拾った錆びた鍵がふたりを塔の頂へ導く。封じられた扉の奥には、言葉を呑みこんだ鏡があった。指先が触れた瞬間、身体が変わりはじめる。紙は羽になり、歯車は鼓動となる。
意味を失った世界で、ふたりは「ことばに頼らない生」を手に入れていく。
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