Synopsis
霧の深い村には、夜になると「記憶を食べる鳥」が降りてくるという噂があった。
その鳥に自分の記憶を差し出せば、忘れたいことを忘れられる――でも大切なものまで一緒に失うかもしれない。
母を亡くした少年ルイは、耐えられない悲しみを消すために鳥を探す。
けれど鳥との対話の中で、彼は「悲しい記憶も、愛のかけらでできている」という真実に触れていく。
忘れたい。けど、本当は忘れたくない。
ひとりの少年と、一羽の不思議な鳥が選んだ、せつなくもあたたかな一夜の物語。
Serialization Info
Web Novel