Synopsis
むかしむかし、どこまでもつづく からっぽの荒野がありました。
人も、動物も、虫も、草や木も何もないからっぽの荒野です。
そんな寂しい場所に いつからか 一輪の綺麗な花が咲きました。
雨も降らない荒野にひとりぼっち。
ある時、通りかかった風は花に尋ねます。
「こんなところにひとりでさびしくないの?」
すると、花は言いました。
「ちょっとだけ……さびしい。
……でもね、ここ ちょっと さびしそうだから。
わたしが、笑顔にしてあげたいって思ったの」
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